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2005.09.06

ハリケーン・カトリーヌその8

CNN.co.jp より「被災地の地元紙、「公開書簡」で連邦政府の対応を批判
ルイジアナ州の地元紙タイムズ・ピカユーンは4日、ブッシュ米大統領への「公開書簡」と題した論説を掲載し、連邦政府の対応を厳しく批判した。
書簡は、ニューオーリンズの住民が助けを求め、食料を待ち続けている間、政府は同市への到達手段をめぐる議論に数日間を費やしたと批判。 ハリケーン上陸から3日後の9月1日には報道陣や民間のトラックが市内に入っていたのに、「国民を守り、真っ先に支援に駆け付けるべき人々の姿は見えなかった。部隊を派遣するはずの人々も、市内へ到達できないと嘆くばかりだった」と指摘した上で、「大統領閣下、われわれは怒っています」と訴えた。
アメリカでは連邦危機管理庁(FEMA)あることが総合的な危機管理が出来ているから素晴らしいという評価が以前からありましたが、どうも今回はそれが裏目に出たようです。
同紙は書簡の中で、「ブラウン長官をはじめとするFEMAの職員は、1人残らず解雇するべきだ」と主張。
CNNテレビはブラウン長官がいかにダメかというリポートを流していて、結局は名誉的な人事であり FEMA が必要とするマネージメント能力を以前の職で発揮したことがない、といった内容でした。
日本でも法律改正がまとまって来る時にワケワカの法務大臣というのがありましたが、FEMA が言い訳をするというのは行政の評価としてはどうしようもない。アメリカのメディアも「FEMA の今回の対応は落第」としたようです。
ただ、この手の問題ではなるべく早めに過剰なくらいの手当てをしないで、避難後に事態が悪化するともっと手間が掛かる事になります。逐次投入は下策とされるものの代表で、今回の FEMA の初動の遅れは被害規模が大きいこと考えると、財政的にも政治的にも非常に重大な影響を与えることになりそうです。

9月 6, 2005 at 09:49 午前 天災 |

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コメント

さっきNHKの番組をみました。
FEMA の組織自体が、先のテロ以降、再編されて国土安全なんとかいうところの配下になってしまったとか。防災の専門家チームもリストラされてしまっていたようですね。結局、残った人っていうのは、たいしたことない人ばっかりだったような印象です。どうしようもないなー。>ひとごとではありませんが…。

投稿: あかん隊 | 2005/09/08 22:09:55

あかん隊さん
ちょっと精密な調べが付かないので大ざっぱに書きましたが、国土安全保障省
http://www.dhs.gov/dhspublic/
は元々のアメリカの色々な役所を吸収してしまったのですが、沿岸警備隊、国境警備隊、州軍、シークレットサービス、を含むと言われています。

つまり、国土安全保障省という存在がダメなのじゃないか?と思うのです。
中越地震では、主に企業など独立の組織が直ちに震災被害者支援組織に切り替えています。
国の指示がないから何も出来ない、というのは阪神淡路大震災の経験で懲りているのが日本です。
この差が現れたように思います。

投稿: 酔うぞ | 2005/09/09 11:30:22

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