« 中央青山に公認会計士法違反の疑い | トップページ | ネット評論と濫訴を考える会スタート »

2005.09.13

開票立会人をやってきました

日曜日(9月11日)は衆議院選挙の投票日でした。
わたしはこのところ連続して「開票立会人」をやっています。経験している人は少ないでしょうから、どんなことをやったのかを書きます。

選挙では投票所が複数置かれますが、それをある程度まとめて開票所に集めて開票します。
横浜市では区ごとに開票所を設けます。わたしは青葉区の開票所となる区役所の並びの体育館で投票立会人をします。

選挙には、衆議院・参議院・統一地方選挙・首長選挙があり、さらにこれらの補欠選挙があります。衆議院・参議院選挙では比例区があります。
比例区のある選挙では同時に選挙区選挙がありますから開票所には選挙区と比例区の二つの開票所が必要になります。青葉区では大小二つの体育館を使いました。

開票の手順はテレビで良く知られいてる台の上に投票箱から票を山積みにして分類することから始まりますが、細かい手順はけっこう複雑で青葉区で次のような手順になります。

投票箱から台の上に山積みにする。(開披と言います)
開披分類(台の上で同じ投票にまとめる)
点検(まとめた票が同じまとまりかチェックする)
計数(計数機で100枚単位にまとめます)
括束(100枚束を5個まとめて番号を振ります)
立会人・管理者の点検(一枚ずつを点検します)
それぞれの得票を最終的に確認して、最終結果を出す
立会人・管理者は署名・捺印して、票は封印して次回選挙まで保管する
こんなことになります。
立会人は、基本的に各候補の事務所から出しますが
開票所のある区(横浜市の場合)に住んでいる人であることが条件です。
あまりに多くの立会人を置くのは無理なので、例えば今回の比例区で立会人を出したのは、民主党、自民党、共産党、公明党、社民党でした。立会人を出していない政党があるわけです。

立会人は500枚ずつ分類されてまとめられた票を一枚ずつ点検するのですが、実際にはカード(トランプ)をさばくようにパラパラと見ていきます。同じ政党名(比例区の場合)が続くはずですから、間違えは割と簡単に見つかります。
管理者(検挙管理委員)を含めて今回は6人が票を点検するのですが、1番から5番までを事前の打合会(金曜日でした)で抽選します。
500枚の束を作る括束係からまとまって立会人1番に渡されます。1番は一個ずつの500枚の束を点検すると、2番に渡して2番がチェックしたものを3番に渡して・・・と続きます。
何番をやっても同じですが、前の人が速くて自分が遅いと自分のところが全体の速度を引き下げた形になるので、慣れない内は結構なプレッシャーになります。
それが一番だと最初から処理するべき束の山があるので、そのプレッシャーは開き直らないとたまったモノじゃありません。今回は抽選で1番で「あ~~ぁ」でした(^_^;)

投票は8時までですが、投票所から開票所まで投票箱を運んで開票に取りかかれるのは9時からとなっていて、実際に投票箱を開けて、分類したものを計数機に掛けて、500枚の束にして立会人にまわってくるのは10時半ごろになります。
今回は青葉区の投票率は72%弱であって、前回の10増し、地方選挙の15%増しといったところで、とても票数が多いのです。

投票立会人は無効票を含めたすべての票に目を通すので、結局16万枚の投票用紙を見たことになります。すべての点検が終わったのは12時半でしたから、2時間で16万枚を見ました。

わたしがやったのは比例代表区ですから、「民主党が何票取ったか?」が点検しつつも一番気になります。選挙区選挙では自分が運動した候補の得票を点検するのですから、一刻も早く結果を知りたいので、ノートに正の字で集計するのはもちろんでわたしは前回はポケットPCを持ち込んで表計算ソフトでその場で集計していました。
比例区では票数は勝ち負けとか割合といった意味になってしまって、議席が取れたかどうかは分からないので、わたしは今回は集計をしませんでしたがそれでも500枚の束には連番が振られているので、その番号を500倍したものが得票で暗算していました。

有効票・無効票の判断を立会人がすることではないですが、それでも「なんだ?」という票を見つけることがあります。その時には開票事務の方に立会人として説明を求めたり差し戻したりする義務があります(じゃなきゃ点検じゃない)。その可能性は1番が高くて後の方ほど低くなるのは自明ですが、実際には今まで数度以上の立会人経験でも一度も間違えた票を見つけたことはありません。それだけ、開票事務の人たちが有能だということです。
ところが今回、初めて「これは間違えだろう」というの見つけて差し戻しをしました。わたしまでに3人だか4人だかの点検をくぐり抜けてしまったわけで、なかなかすごい経験だったなと感じました。

いまや最ベテランの立会人らしく、選挙管理委員会も開票事務(区役所職員)とは顔見知りで「ベテランですからよろしく」といったワケのわからない挨拶をしています(^_^;)
開票立会人はそこそこ緊張感があり、かつ1時過ぎまでやっているのでいかにも「仕事した」といった満足感があって、面白いですよ。

9月 13, 2005 at 09:46 午前 日記・コラム・つぶやき |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/5921883

この記事へのトラックバック一覧です: 開票立会人をやってきました:

コメント

開票立会い人ってどうやってなるんかいな?立候補でもすりゃ簡単になれるの?

投稿: alpha2 | 2005/09/14 8:27:51

開票立会人は候補者の選挙事務所から選挙管理委員会に推薦します。
開票立会人が住んでいる地域限定ですから、実際的には地元で政治活動することになります。
まぁ家族が立候補させれば、開票立会人になれるととは言えますが(^_^;)

投稿: 酔うぞ | 2005/09/14 9:13:53

コメントを書く