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2005.06.22

続3・学術論争ではなくて名誉毀損訴訟になるものか

続2・学術論争ではなくて名誉毀損訴訟になるものか」の続きだから続3です。

被告の中西準子先生の「雑感」に裁判に関する中西先生の感想というか考えがアップされました。
この事件で、私の支援をしたい、そういう運動をしたいという申し出が、これまで全く知らなかった大学の先生からありました。
私のリスク論の理解者であるというわけではなく、表現の自由が阻害されることが問題という立場で、この事件を看過できない、負けてもらっては困るというお考えのようです。
こういう申し出に対して、私として、どういう受け止め方が可能なのか、私個人の問題に留めるのがいいのか、全国的な運動にしていった方がいいのか、今、考えているところです。しかし、お申し出は有り難いことだと思っています。心から感謝しています。詳しくは後日報告。
ということです。

この「支援をしたいといった大学の先生」は apj さんです。
apj さんのお考えは「インターネット上の表現の自由を考える掲示板」に
化学物質問題市民研究会にとって都合の悪い学術的主張をさせないことを主目的とした提訴が行われているように見える。
市民団体が異なる意見を持つアカデミックサイドに対して訴訟という手段で言論封鎖を行った最初のケースになりうる可能性があると思う。
とあり、要するに「学術上の発言の自由という観点から、民事訴訟の悪用(?)ではないか?」と問題にしていらっしゃるのです。
わたしも、この観点に賛成だからこの記事も含めて追いかけているわけですが、apj さんは中西先生に「表現の自由の観点から負けられては困るし、応援したい」とおっしゃったのでしょう。それを受けて中西先生のコメントが最初に引用した「どういう受け止め方が可能なのか、私個人の問題に留めるのがいいのか、全国的な運動にしていった方がいいのか、今、考えているところです。」になるわけです。

当事者である中西先生に意見表明をいただくと「こういう考えもあるのね」と思いますが、それまで「こんな訴訟は無しだろう」というのはネット上の意見でもあるので「当然である」と思っていました。それがちょっと立ち止まったといったところでしょうか?
もちろん中西先生が「インターネット上の表現自由」なんてことをワイワイやっているグループがあるとはご存じないのだろうと思いますが、ちょっとお話ししてみたいですね。
次回の法廷は7月15日に横浜地裁です。

6月 22, 2005 at 05:54 午後 裁判傍聴 |

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