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2005.04.20

アルゼンチンが国債踏み倒し?

読売新聞社説より「[アルゼンチン]「余りに身勝手な債務の“踏み倒し”」」

アルゼンチン政府が、日米など8か国・地域で発行した国債の元本、延滞利息合わせて1026億ドル(約11兆円)に上る債務を、新規国債に交換することで3分の1に削減することを決めた。
世界の国債保有者と実質的な協議もしないまま、巨額の債務削減を決め、今月初めからの交換開始を通告した。
日本に3万の保有者がいるという円建てアルゼンチン国債だけでも、総額1925億円が削減の対象になる。だが、米国の機関投資家から交換凍結を求める訴えを起こされ、開始を延期している。

全くの偶然で社説を読むまでこんなことが起きていることを知らなかった。
アルゼンチンの経済規模とはどの程度のものかと探ってみた。

人口=3738万人 日本の1/3
為替1ペソ=38円
GDP=375909百万ペソ=14兆2900億円 日本の1/35
一人あたりGDP=9926ペソ=377188円=38万円 日本の1/11
といったところになる。そこに11兆円だから経済規模で言えば100兆円の対外債務の65兆円を切り捨てるといった感じだろうか。読売新聞の社説は
見直しの一方的な押しつけも、元本削減もアルゼンチンが初めてだが、
と書いている通り国際社会で国家間の借金返済つまり債券償還は最近ではロシア帝国の国債をソビエト時代に無視していたものを現在のロシアが償還したという話があるくらいで、それなりに厳格なものである。 第一、国が借金を返さないと宣言すればその国の信用は目減りして通貨安となるだろう。アルゼンチンの日本への輸出産業は農業・漁業・鉱物といったところが主力である。一次産品なのだがこれが安くなるのだうか? ちょっと無茶すぎると思うのだが。

4月 20, 2005 at 10:28 午前 海外の政治・軍事 |

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受信: 2005/04/30 23:58:01

コメント

交換の申込は完了した。
しかし4月1日より新債券が発行される予定であっただ記事の通り現在停止されたまま。
そもそも今回の交換は一方的で、これが許されるならば、倒産する会社など無い。
交換比率は、全世界で約76%で日本は93%との報道があった。

日本人は本当に諦めがよいというか、お金持ちというか、全世界とは大きく違う数字が出ている。

おそらく交換したうち、
①新債券に応募した人
②ヘッジファンドにた叩き売った人
の比率は分からない。
おそらくこんないい加減な国と28年から33年の付き合ってられないので叩き売った人が多いのではないかと想像される。

日本政府も発行国の文句のひとつでも言って欲しいものです。

しかし、日本でも、つい2年くらい前債権者を踏み台にして焼け太りのスーパーもあったのであまり大きな声でいえないか。

投稿: 債権者 | 2005/05/06 9:53:15

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