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2005.02.11

東京地裁の歩き方

東京地裁・刑事裁判・傍聴オフにMegumiさんが「私のような小市民がいってもいいのやら」とコメントされたので、裁判所に行くということを書いてみます。

一番の問題は月曜~金曜の昼間に開かれるので、仕事や学校に行っている人は、休まないと行けないということでしょう。

明日(2月12日)明後日の二日で、午後9時からNHKスペシャル・司法大改革が放送されます。
12日はドラマで、予告編を見た時に三浦友和演ずる裁判員に選ばれた大手企業の部長が「海外出張は取り止めだ」というところから始まっていて、「こうなるよな~」と思いました。こんな点も裁判に関わるという点からはお勧めしたいと思います。

わたしが見たり経験した(交通事故で自分が原告になったことがあります)民事裁判は、平たくと言うと書類審査の連続のようなもので、全く事情を知らない裁判を傍聴した場合、最悪だと「何をやっているのかさっぱり分からない」という場合もあり得ると思います。

自分が興味を持っている裁判であれば、多少は分かっていることを見に行くとなるので、「さっぱり分からない」というのはそうそう無いとは思いますが、ちょっと時間が空いたから法廷を覗いてみる、というのでは「分からない??」になる可能性はあります。

裁判員制度の導入では、迅速に分かりやすくという方向に努力するようです。

実際に東京地裁に行くと、素人にとっては実に時間の使い方のギャップに頭の中が右往左往してしまいます。では、実際に東京地裁に行ったらどうするか?を順を追って書いてみます。

地下鉄(東京メトロ)霞ヶ関駅A1出口を地上に上がると、大通りに面した歩道に出ます。
そのまま、まっすぐ歩くと右側の巨大な建物が東京地裁です。 オフィス・ビル的にかなり多くの人が出入りしますが、ガラス戸の入口は法曹関係者と一般に別れて誘導されますから、一般の口を入ります。

すぐに、荷物検査があってバッグのX線検査があるのは空港のゲート並みです。 ここでは、携帯電話を出して下さいと言われますからあらかじめ出せるようにしておきましょう。
なお、法廷内は撮影・録音は禁止なのでカメラを持っていると注意されます。

ゲートを抜けると、正面に受付のような半円形のカウンターがあります。 そこに、法廷ごとの「本日の裁判」といったものがありますが、この膨大さにクラクラします。
法廷番号・時間・裁判の番号、という組み合わせのせいで莫大な数になるのです。

ここでは、2月25日(金)午前11~ 東京地方裁判所 520号法廷(刑(わ)第5630号)が平和神軍をめぐる裁判だということなるですが、整理順が事件番号順担っているので、法廷番号だけを覚えていくと確認が出来ません。一通りのデータはメモし行くべきです。

確認したら(自信があれば直行しても良いですが)、さらに億に進んでエレベータホールに行きます。ここでは、多く人が居るエレベータに乗れば法廷のある階に止まります。「いつも止まるからボタンを押したことがない」などという会話が聞こえます。

後は、法廷に入って傍聴するだけです。
先に書いたとおり、撮影・録音は禁止ですが、メモは取れるので速記が出来る方はいいですね。

実際、裁判が1時間も続くことは普通は無いと思います。
終われば、弁護士や当事者、あるいは応援団の方々と話ができるのであれば、裁判所内に打ち合わせコーナーのようなところもあるので、報告会などが行われる場合もありますが、基本的には東京地裁を出ることになります。

問題は出てきたらなのですが、霞ヶ関だから文字通り何もない(^_^;) 何人かで「じゃお茶でも」ということ自体がほぼ不可能。
そりゃ弁護士さんや原告・被告ともなれば仕事ですから、次回に備えての打ち合わせとかありますが、それは弁護士事務所などやることですから、基本的に野次馬である傍聴人にとっては真っ昼間の東京地裁前で「さ~てどうするか?」となります。

これが正直な話し、一番きついですね。何回か行けばここらの時間つぶしのうまい手を見つけることが出来るかもしれません。

2月 11, 2005 at 11:53 午後 裁判傍聴 |

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コメント

酔うぞさん丁寧な解説ありがとうございます。

私は選択していなかったのですが、商業法規の科目を履修している人は、必ず裁判傍聴に行くので話しには聞いていました。
(神奈川県立高なので横浜地裁です)

でも、あの出席者のなかで私はかなり浮いちゃいそうなきが。でも都合がつけば行きたいです。

投稿: Megumi | 2005/02/12 7:13:08

私はとある地方の三流私大法学科出身者です。在学中に、かなりまめに傍聴に通ったのでその経験を書いてみます。

たいていの公判で傍聴人は私一人でした。判決の際は支援者で溢れかえるような(言い換えれば、マスコミにも注目されているような)事件でも、弁論だといるのは当事者と弁護士だけだったりします。
一人だけの傍聴でも、最前列に設定されている記者席(東京地裁だと左側でしたっけ?法廷によって違うようですね)に座ったりすると廷吏が注意喚起してきます。耳が少々遠い私には、つらいところです。廷内には拡声装置など何もなく、裁判官側を向いて話す証人席の声は傍聴席には聞こえづらいことこの上ないです。

傍聴人の居眠りも厳しく見られます。船を漕いだりしていると廷吏がすっ飛んできます。一方で、ある程度経験をつんでいるはずの右陪席裁判官の居眠りを何度か目にしたことがあります。さらに、昼休みのうちに席取りのつもりで傍聴席で寝ていたら、準備で入ってきた廷吏にキツーク注意されました。

そういえば、裁判官・書記官は頻繁に異動があるのに、廷吏はここ十年余り変わってないようです。あの廷吏氏がいる限り、目をつけられている私は恐ろしくて傍聴に行けません。

今回はこの辺で。

投稿: とある傍聴人 | 2005/02/12 21:44:27

とある傍聴人さん、面白い話しをありがとうございます。

たしかに、法廷で弁護士と裁判官とが事務手続きの話しを進めている時には、傍聴人にきこえるようになかなか話さないので、ちょっとイライラする印象はありますね。

投稿: 酔うぞ | 2005/02/12 22:06:51

裁判いけそうな気がしてきました。
単純に、就職活動が進んでないともいふ。

正式な出席表明は直前になっちゃいますが。

投稿: Megumi | 2005/02/17 22:36:21

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