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2004.11.24

国語力の低下だって

サンケイ新聞より「「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生」

大学生の「日本語力」が低下し、中学生レベルの国語力しかない学生が国立大で6%、四年制私立大で20%、短大では35%にのぼることが独立行政法人「メディア教育開発センター」(千葉市)の小野博教授(コミュニケーション科学)らの調査で分かった。

最近の掲示板での質問で投げかけた問題の本質がこれなのかもしれない。

わたしは1989年以来ネットワーク管理者(SYSOP)をやっているので、ネット界全体にも注意を払っているつもりです。先に書いたことは「最近の掲示板の書き込みには何を言いたいのか分からないものが増えてきた」ということだったのですが、もう一つの側面として掲示板の書き込みそのものが減っているのではないか?とも感じます。

そろそろ頭打ちか?と言われますが、それでもインターネット利用者は増えているわけで、掲示板の書き込みが減るというのは不自然だと思うのです。
その一方で、blog を開設する人は多く以前はパソコン通信で書いていた人たちが blog で書いているという例も多く見ます。

それだけだと「掲示板で書くのを止めて blog に移ったのだ」という解釈もありますが、それでも全体として書き手が減っている、という印象を変えるほどではありません。

書き手個人々々の事情で言えば書き続ける人は少数で、常に書き手の入れ替わりはあると思いますから、書き手が減っているというのは新たな書き手が登場しないことになるでしょう。
その背景として「日本語力の低下」があるのなら、インターネット掲示板の書き込みが減るのも当然か?となりますし、それはインターネット利用者の中での読み手と書き手の比率が読み手が増加して書き手が減っていることでしょう。つまり書き手はより多くの読み手によって選別される方向になるのかと思うのです。

11月 24, 2004 at 01:15 午後 ネットワーク一般論 | | コメント (2) | トラックバック (2)

2004.11.22

最近の掲示板での質問

最近、インターネット掲示板の発言で途中から始まっているような感じを受ける発言が増えたような気がします。
それも blog とか個人HPなど本質的に独り言であるのなら問題無いのですが、悪徳商法?マニアックスとか、SOHOの資格商法といった相談する掲示板などでの発言だからちょっと気になるのです。

具体的には「わたしも○○さんと同じです、どうしましょう」といったようなものが多いのですが、○○さんの話しというのは、当然のように最初のきっかけから途中経過を経て、相談せざるを得ないところに追い込まれている現在があるわけです。
それと「同じです」と言われても何が同じなのかが読んでいる(聞いている)側には分かりません。
当然のように「別にあなたの相談を書いて下さい」といった注意が飛びます。

説明に不慣れな人を誘導するとか自分自身の発言を明確化するためのルールといったものを考えてみます。

わたしはもともと金型屋ですからNC工作機械を使っていました。
NC工作機械のプログラムのルールに、インクリメンタルとアブソリュートというのがあります。
漢字で表記すると増分値表示、絶対座標などと言います。

NC工作機械のプログラムは工具が移動するべき座標の羅列で、その表現の仕方にインクリメンタル、アブソリュートという二種類があります。
インクリメンタルは増分値指令などとも呼ばれ「現在地から幾つ進め」という表現です。
アブソリュートは絶対座標指令の意味で「次は(全体から見て)この位置に進め」という表現です。

簡単に分かることですが、インクリメンタル法では、途中から開始することが出来ません。途中を間違えると以後が全部、間違えた量だけずれてしまいます。
アブソリュート法ではこれはありません。途中を間違えても以後の正しい位置に移動します。


この事は、道を教える場合などにも良く出てきます。
一つは地図を見せて「今ここに居ます」「目的地はこちらです」と全体を見せて教える方法です。
もう一つ、「この道を真っ直ぐ行って、突き当たりを左に、2本目の交差点を右に・・・」という方法もあります。前者がアブソリュート法で後者がインクリメンタル法に相当します。


最初に「発言が途中から始まっている」と感じたものはインクリメンタル法での表現だ、ということになります。
そこで、NC工作機械でのインクリメンタル法の実際の使い方を参考にして話しを明確にするのにはどうするか?ですが、これは話の出発点を明示することです。
例えば、いきなり「Aさんがお金を返してくれません、どうしたら良いでしょうか?」では分かりませんが、Aさんと相談者の関係、なぜお金を貸したのか、などといった話の最初の条件を明確化してくれて話しを聞いている人が情況を理解していれば「Aさんがお金を・・・」でも通じるわけです。

もちろん、アブソリュート法的な表現の方が途中で誤解しても修正が効くことになるので、説明としては良いでしょう。例えば「常に隣家のAさん」とするといった表現ですね。

それにしても、話がうまく伝わらないかもしれない、という判断無しに相談も含めてインターネットでつまり全くの他人に話しかけるというのはあまりに乱暴ではないか?と思うのですが・・・。

11月 22, 2004 at 03:34 午後 ネットワーク一般論 | | コメント (5) | トラックバック (0)