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2004.07.02

三菱自動車・ふそうの記者会見

読売新聞より「三菱自社長が会見で謝罪、三菱ふそうはまた会見拒否

7月1日の河添元社長ら4人が業務上過失致死容疑で起訴されたのを受けて、三菱自動車・三菱ふそうが取材に応じた(?)のだそうだが・・・・。

多賀谷三菱自動車社長は、「二度とこのようなことが起こらぬよう、法令順守と品質向上を中核とする経営を行うことを誓います」と、手にしたメモをゆっくりと読み上げた。
しかし、「なぜこのような事件が起きたのか」という質問には、「社員全員が甘かった」「社として問題があった」などと繰り返すばかり。
三菱ふそうトラック・バスの対応を問われると、「別会社ですから」とかわした。

一方、三菱ふそうは、「元役員が起訴された事実を厳粛かつ重大に受け止める」とする広報担当者名の文書1枚を午後5時過ぎにマスコミ各社にファクスで送付しただけだった。

どういうつもりなのだろう?
会社の市場での評価をどう上げるかが問題ではないのか?
こんな対応をするから新聞に会見拒否と書かれるというのが計算できないのだろうか?
株主は怒るべきだと思う。明らかに現経営陣に会社を任せるわけにはいかないだろう。言い訳はいろいろ出てくるのが常であるが、外部の評価は残酷なことに当事者の意向などとは無関係に決まってしまう。個人のプライドの問題などであれば世間に迎合する必要がないと言えるが、会社は社会的なものであって個人の意向などとは無関係な存在である。それを「わたしが・・・」という個人の感情とゴッチャにして来たのが逮捕起訴された経営者たちの行動だったのだろう。
現経営陣に同じ傾向が見られるから、社会は三菱自動車・ふそうに厳しく当たるのだ。現経営陣の発言は事実上の清算宣言と受け取られるのもの時間の問題だ。

7月 2, 2004 at 11:25 午前 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

スーダンで感染症

産経新聞より「感染症で1万人死亡の恐れ スーダン西部

WHOは1日、民族紛争が続くスーダン西部ダルフール地方で、コレラや赤痢など感染症のため今月中に国内避難民1万人が死亡する恐れがあると警告、国際社会の支援を強化する必要性を訴えた。

スーダンはここ、エジプトの南の隣国です。

map

コレラや赤痢は19世紀にはほぼ解決策が分かっていた病気で、主に公衆衛生の水準を高めることによって予防できるし、治療法も現代の医療の平均水準であれば比較的容易な方に入ります。
一言で言えば政治的な安定こそが病気の予防と治療のために必須な条件と言えるのでしょう、それが満足していないとWHOが声明を出すことになるのです。
21世紀になってもこんな声明が出るとは予想外でした。

7月 2, 2004 at 11:04 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.07.01

三菱自動車(ふそう)迷走か?

読売新聞より「三菱ふそう欠陥52万5千台、点検メド立たず

7月1日から緊急点検が始まるがそれを前に務執行役員が「いつ終わるか、めどは立たない」述べた。

一方で三菱ふそう、今期業績は「見通したたず」だそうだ。

三菱自動車、元社長は起訴、リコールは国家管理で書いた通り、緊急点検も国土交通省の意向で実施されるのであり、会社は出来ないと言っていたわけだ、ありとあらゆる事を「出来ない、分からない」と言っているに等しいわけで、中小企業ならこんな発言をしただけで倒産してしまう。

以前の経営陣は逮捕されてしまう程のものだが、現経営陣もいったいどういう方向に会社を持って行くつもりなのか?「どっちに行くのか分かりません」と言っているように見える。それでは経営者失格なのだが。
いったいどこを見て経営しているのだろうか?いくら三菱グループの身内だとしてもこのような発言を是認するものなのだろうか?よく「上を見て仕事している」という言い方で保身を図ることだけの社員の意識や行動を批判することがあり、大企業などでは単に社内力学を活用することだけを仕事としていて生産性が皆無という管理職が見られる。しかし、この三菱自動車(ふそう)の経営陣の発言は、上なら内側を見ているだけのように思える。
いったい社会にどう評価されると思っているのだろうか?

7月 1, 2004 at 12:35 午前 経済・経営 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.30

タイ人少女を追い返すというのだが

朝日新聞より「タイ人少女、定住求め提訴 両親と死別、祖母頼り日本へ

母国のタイで両親と死別したため日本の祖母を頼って来日した東京都荒川区の中学1年生吉田メビサさん(13)が29日、定住資格を認めなかった東京入国管理局の処分取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。

日本に住んでいる祖母のところに頼って来た小学生を追い返すという話しなのだが、どういう意味があるのだろう。
日本が経済大国になったのだから、こういう亊案は多いと思うから、ここの事情によって判断するより手があるまい。
その一方で少子化対策として移民を認めるか?とか言っているわけだ。縁もゆかりもない移民の前段階として、日本に家族が居る人たちが定住できるようにするのは必然でありましょう。
もちろん、ニセ養子とかは想定できるわけで、つまりは個々の事情を良く判断するしかない。その時の方向性としてどうするのか?という長期政策を問われている問題だと分かっているのね?

6月 30, 2004 at 01:56 午後 国内の政治・行政・司法 | | コメント (3) | トラックバック (2)

2004.06.29

三菱自動車、産業再生法申請か?

日経新聞より「三菱自、産業再生法適用を申請へ

三菱自動車の岡崎洋一郎会長兼CEO(最高経営責任者)は29日午後、取締役会後に記者会見し、産業再生法の適用申請の可能性について、「7月をめどに申請する予定」との考えを明らかにした。

現時点では三菱グループからの出資が払い込まれIPモルガン、フェニックス・キャピタル、新日本石油の三者に優先株を発行するという。
では産業再生法の申請の狙いは何か?というと、同法が適用された場合、税制優遇を受けることができる。というのだがこれを理由に産業再生法を適用つまり国費の投入となるわけだが(税金の減免だって国費の投入だ)そこまでやる価値のある話なのか?

6月 29, 2004 at 07:28 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

三菱自動車、元社長は起訴、リコールは国家管理

読売新聞より「三菱自死亡事故、元社長の河添容疑者ら起訴へ

これは2002年10月に起きた山口県でのクラッチハウジング破損からブレーキラインが破断してドライバーが死亡した事件についてです。

毎日新聞より「国交省:三菱欠陥車問題で緊急対策 全車の無料点検を実施

三菱自動車のリコールの実施が著しく遅れているので国土交通省が指導に乗り出したという報道です。
三菱自動車(ふそう)によると、リコールが遅れている理由が対策部品がの供給などをはじめとして対策そのものが遅れているのだそうで、さらには代車や休業補償などについては対策を立てていないからだと言う。
そこで国土交通省は事故続発の可能性があるとして法的には権限外ではあるがメーカーに替わって業界団体も巻き込んで緊急対策を実施すると宣言した。

もし実際に部品の調達が出来ない場合は、対象となる車は使用禁止になるだろうし、事業用の車両であれば休業補償となるだろう。
こういうのがモノを作ることに社会的に当然の責任であるのであって、経営陣が問題を先送りしたことが死亡事故になったのだから、経営者の刑事責任を追求するのは当然のことであるし、株主には株価の低下の形で責任を追求することになる。
どう考えても「このくらいなら、市場をごまかせる」と判断していたのだろうとしか思えない。これは生産者の論理だけの話であって、いわば公害たれ流し企業が後から責任を追求されてひどい目に遭ったことを理解していない、とかいうことになる。
一般に日本のメーカーは自分の評判については敏感であるから、法令の遵守とか他者についても厳しく要求する。しかし内部的には派閥争いなどで、主種の選択において情実がまかり通ることはある。しかし法令の遵守とかについては問答無用というのが普通であって、その点で三菱自動車は治外法権の社会に居たとしか思えない。このようなことを言われないように、社会に良き市民で居ることが大切なのだが・・・・。

6月 29, 2004 at 09:29 午前 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.28

三菱自動車問題という問題

ZAKZAKより「売れない→販売店縮小→さらに…三菱自、火の車

 「一連のリコール問題によるイメージダウンが、ファミリー主体の乗用車販売を直撃し、三菱自離れに拍車がかかったとみている。5月の数字はほぼ予想のラインで、6月はさらに落ち込むだろう」と自動車業界アナリストはみる。

そりゃそうだと思うし、そもそも三菱グループ各社がなぜ三菱自動車を支援するのか合理性があるのか疑問に思っていた。
事実、三菱重工は株主総会前に「三菱自動車の株式が紙切れになったら、これだけの損害になるから出来ない」という趣旨の発表をして、株主総会で「本当に持ち直すと思うのか?」と株主から突っ込まれいます。

それでも三菱グループが支援する(せざるを得ない)のは、「三菱」という冠に傷が付くと自社の商売に差しつかえるからということだそうですが、こういう発想だとM&Aなんてのは絶対に出来ません。
企業には社会に対して活性的に経営を続ける義務があると思いますが、果たしてこういう「自分の名誉だけを重んじる」ということで21世紀の世界的な企業と言えるのでしょうか?

三菱グループは三菱自動車を支援することで失うものの大きさを勘違いしていると思います。

6月 28, 2004 at 10:39 午前 経済・経営 | | コメント (0) | トラックバック (1)