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2004.05.06

三菱自動車・元幹部7人逮捕

三菱自動車の元幹部7人が逮捕された。
た三菱ふそうトラック・バスの前会長、宇佐美隆容疑者、三菱自動車の元常務、花輪亮男容疑者ら5人が国土交通省への虚偽報告容疑。
当時の三菱自市場品質部長だった村川洋容疑者ら二人は、2001年1月10日の横浜市瀬谷区で発生した、走行中のトレーラーの左前輪がハブ破損によって外れ、歩道を歩いていた主婦岡本紫穂さんの背中を直撃して間もなく死亡した事件での、業務上過失致死傷容疑である。

読売新聞のサイトには一連の記事が整理されているが、その他の情報を検討しても、逮捕された経営陣に大きな問題があったとしか思えない。

神奈川県警2002年10月には業務上過失致死容疑で本格捜査に着手している。
1999年6月に広島で起きた高速バスのハブ破損について定期バスだから、過積載など使い方によって破損する理由があまり考えられないことで、部品の欠陥と判断したのだろう。

その後、会議の記録や、製造現場の記録などが出てきて、より早い時期にリコールなりモデルチェンジなりすることが出来ることが明らかになったので、対策をせずに放置したのは経営陣の責任であることが明確なったと言える。

逮捕された花輪元常務は4月末まで福井工大に教授として在席し読売新聞のインタビューを4月に受けているが、その段階でも「整備不良によってハブが破断する」と述べている。
ハブが破断するとは車輪が取れる可能性も含めて、機能しなくなることだから牽引して移動することも出来なくなるということだ。これは自動車の設計上は許される問題ではない。
エンジンが動かなくても牽引で移動出来れば、高速道路などでも事故は格段に減る。しかし、車輪が動かなくなって、その場で停止したままでは、追突事故などを引き起こす可能性が格段に高くなる。

機械の設計上は、過荷重の時に先に壊れることによって、機能停止はするが致命的な事故にならないようにする技術がたくさんある。三菱自動車の言い分の通り使用者が過荷重を与え、車に無理が掛かったらどこかが壊れるようにするべきだが、それはエンジンの動力が車輪に伝わらなくする、といった手法が通常の考え方である。
つまり「ユーザの使い方が悪いから車輪が取れても仕方ない」とは機械技術の世界では言えないことである。

5月 6, 2004 at 06:10 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.04

三菱ふそう・2年間で国交省に23回「整備不良」と回答

三菱ふそう(三菱自動車)のハブ破損について、横浜市の死傷事故後に国土交通省から23回の原因報告を求められ、その度に整備不良と回答していたと朝日新聞が報じた。

横浜市の死傷事故は2002年1月の事件で、国土交通省は直後に原因と対策の報告を三菱自動車に求めた。その後2004年3月11日にリコールの届け出をするまでに、国土交通省は合計23回も報告を求め、いずれに対しても三菱自動車は「整備不良」と回答していた。

この間、2002年3月には三菱自動車は整備不良とされたハブの摩耗が脱落とは直接関係がないことが、内部調査の報告として上がっていることが、神奈川県警の捜査で判明した。丸々2年間にわたってリコールに相当すると分かっているのにリコールの処置を取らなかったことになる。

朝日新聞の記事によれば、「別の元幹部は「『リコールしましょう』と誰も言えなかったのではないか。客を見ずに上司を見ていた結果だと思う。自由に意見を言える雰囲気を作らないとだめだ」と話している。」

これが全く異常な考え方であることは、前にも述べているがリコールというのは会社の対外的な決定事項であって、経営責任者が決めることである。つまりリコールに当たるかもしれない、危険な状況(インシデント情報)をトップに上げておくことが本質的に重要なことで「これはリコールしないといけません」などと部下が言うべきだという考えた自体が異常である。
逆に言えば「自由判断に任せたから、リコールしましょうと言い出す人間が居なくなった」とと考えた方が判りやすいというものだ。

この会社には危機管理が無いと言っているのと同じ事なのだが、まだ気づかないのだろうか

5月 4, 2004 at 07:41 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.02

米英軍がイラク刑務所で虐待

ここ数日問題になっている、連合軍によるイラク人虐待問題について、複数の報道記事で次第に内容が明らかになりつつある。

CNNによれば、米兵による拷問行為の写真は、米CBSが28日夜に放送し、デイリーミラー紙の4月1日号に掲載された。デイリー・ミラーのサイトにはこんなページが出ている

これをアラブ各国のメディアが放送して、アラブ諸国が激怒しているとCNNは報じている。

一方関連情報扱いとして産経新聞が「イラク駐留米軍によるイラク人虐待問題に絡み、米軍が今年2月に詳細な内部調査報告書をまとめていたことが2日、分かった。」と報じている。ニューヨーカー紙のインターネット版にすでに掲載されていて詳細は以下の通り、5月10日号に掲載されるとのこと。

急遽イギリス陸軍トップが会見し、ブッシュ大統領が不快感を表明するなど、事態は拡大する様相を見せている。
しかしだ、いくなんでもこれは無いだろう。だから内部告発がここまで明快に出てきたわけであるが、なんで日本のメディアは詳細に出さないのだろう?
BBCテレビを見ていたら突然イギリス陸軍の参謀長が出てきたのには驚いた。
今回、この記事を書くために、デイリーミラー紙やニューヨーカー紙のサイト見たのだが、これだけ大々的に取り上げられている事件について、ほとんどの新聞社が報道していないという事実に驚く。

5月 2, 2004 at 09:49 午後 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイムラー・三菱自動車への出資比率引き下げ

イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、ダイムラーの三菱自動車への出資比率を現在の37%から20~33%に引き下げる方向で8日までの週に両社で協議すると報じた。
出資比率の引き下げはダイムラーの三菱自動車株の売却ではなく、三菱自の普通株による第三者割当増資の結果としている。

5月 2, 2004 at 01:23 午前 経済・経営 | | コメント (0) | トラックバック (0)