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2004.04.01

宮城の参議院議員・連座制で失職か?

河北新報より「宮城1、2区百日裁判 連座対象3被告らに有罪判決

衆院選で当選した民主党の宮城1区の今野東、2区の鎌田さゆり両氏の選挙違反事件で、公選法違反の利害誘導罪に問われたNTT労組東北総支部委員長相座芳和、同事務局長加藤政彦、電機連合宮城地方協議会議長恵美須浩司ら労組幹部5被告の判決公判が31日、仙台地裁であった。
本間栄一裁判長は有償による電話作戦の業務委託が利害誘導罪に当たると判断し、相座被告に懲役1年8月、執行猶予4年(求刑懲役2年)、加藤、恵美須の両被告に懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。
詳しく知りたい方は新聞の解説記事を読んでいただくとして、単純に言えばいわゆる選挙違反という、公職選挙法違反である。たまたま、地方議員の選挙などを手伝ってそろそろ10年にもなるので、どこが問題かが判るが、一般にはあまり知られていないと思うのでちょっと解説します。

簡単に言うと、選挙の手伝いは本当に手伝いであって、選挙運動でお金が貰えるの人は職種が指定されています。
選挙カー(台数が1台です)の運転手、とウグイス嬢だけです。
多くの選挙では、駅頭などノボリを並べて「○○をよろしくお願いします」と叫んでいる学生さんが居るけど、あれもアルバイトではありません。

ここまで読んで「そりゃ建前でしょう」と思うでしょうね。
実際の選挙運動では、事務処理にベラボーな手間が掛かります。つまり事務所内での事務仕事ですね。これには、作業員として賃金を払っても良いのです。従って、宛名書きとか電話作戦とかビラ配りといった直接的な選挙運動では賃金を出せません。

これを電話作戦全体をある金額で契約して丸投げした、というのが今回の裁判の容疑です。
しかも、選挙事務所の偉い人だったから、候補者(当選したから議員)と連座制が適用されます。

この説明でお分かりかと思いますが、「お金で電話作戦の契約をする」なんてのは、選挙運動のイロハを間違えていると言えます。
なにしろ、お弁当代まで決まっているのですから。

どうも、秘書給与のピンハネと「誰が考えたって、ちょっと知識があれば判るだろう」という、なんというか政治や法律を任せるに足りない人たちが選挙をやったり議員になっていたりするような気がします。

4月 1, 2004 at 12:39 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.03.29

続々・回転ドア

産経新聞より「回転扉センサーの設定を変更、死亡男児の身長に反応せず

東京・六本木ヒルズの死亡事故で、天井部から下向きに設置された事故防止用センサーは床から約135センチ以上の障害物に反応するよう設定が変更され、事故当時は反応していなかったことが29日、警視庁捜査一課の調べで分かった。
涼ちゃんの身長は117センチで、センサーが感知せずに扉が動き続け、外枠との間に頭を挟まれた可能性が高い。販売元の三和タジマによると、センサーは当初、約80センチ以上に反応するよう設定されていたという。
センサーの設定を変更したのは、昨年12月7日に女児(6つ)が扉に挟まれた事故の後、回転扉の前に安全さく(高さ約90センチ)を置いたところ、センサーがさくに反応して誤作動が増えたためとみられる

つまり人が挟まる→挟まる位置から人が入らないようにさくを置いた→さくのリボンがセンサーに反応するので、センサーの感度を下げた。

これは「いったい、何のために何をしたのか?」質問されて回答できるのだろうか?
まず間違えなく、さくを設置すること決めた人間と、センサー感度を落とせと指示した人間は連絡をしていないだろう。
ここで、きちんと情報交換していれば「これは深刻なことだ」となり回転ドアの使用を停止していた可能性が大きい。

またメーカ側は、なぜさくを置いたのかを知らなかったのではないだろうか?知っていれば、センサーの感度を下げるというのはさくを置いた時の判断と矛盾するから「どうするのだ?」という話題になったと思う。
ビル側が32件の事故があったと言うのに対して、メーカは3件だったと主張している。

ビル側では、メカニズム対する安全策はメーカーでは無いのだから、自力では処置できない。一方メーカー側はビル管理者ではないのだから、事故情報収集しているわけではない。双方が緊密な連絡をとってやっと安全が確保できるという構造なのだが、肝心の情報交換がきちんと行われていなかった。

3月 29, 2004 at 02:14 午後 もの作り | | コメント (7) | トラックバック (0)