« ロースクール志願者激減? | トップページ | JASRAC CCCD 製造停止に不満を表明 »

2004.10.18

原油高騰の解説

日経新聞社説より「新タイプ“石油危機”と世界経済の不安」

今回の価格急騰の背景には、世界的な石油製品需要の構造変化があることにも注目したい。ガソリン、軽油の消費量が急増する一方、重油の消費が減る現象だ。

なるほど、と感じる。
電力や船舶の燃料として重油が使われていたが、電力では天然ガスにシフトするといった重油の使用量が減っている。その一方でガソリンを使用する自動車は増えているから、ガソリンの使用量は増えていて原油の産地別の価格に差が付いたということか。
しかし、それだと経済指標としては、天然ガスなども見ないとまずいわけで、原油価格についても一方だけを見ていてはダメだということか?

自動車の燃料としてヨーロッパでは軽油をディーゼルで多用している、日本はディーゼルは規制する方向であるが、ヨーロッパは積極使用している。これもガソリンの使用比率を下げる方向になっているのだろう。

頭を使った対応が必要だが、水素の使用を積極的に進めるのが一番だろう。というのは、実は水素は現在かなり余っているというのだ。化学・鉄鋼などで中間生成物として水素が大量に発生する。それを現在は燃やしているというのだが、燃料電池用に外販すればメーカとしても収入増になることになる。
もう一つは、発電機を住宅などに付けてしまうことの推進だろう。

電力の困ったところは、貯めておくことが出来ない点であるが、ガスは貯蔵可能である。そこで住宅にガスを燃料とする発電機を付けてしまうと、電力が不要の時にはガスを使わないとなる。さらに実は長距離高圧送電のロスという問題も大きい。技術的なロスもあるが、メンテナンスが大変という問題も当然ある。無制限に電力送電のレベルを高めるのはムリであることが見えてきている。

実際には、長距離送電、ガス発電、太陽光発電の組み合わせといったことになると思うが、エネルギー需要に柔軟に対応するためにはヨーロッパで乗用車のディーゼル化を進めているように、多様化が一番であろう

10月 18, 2004 at 09:50 午前 国際経済など |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/1709480

この記事へのトラックバック一覧です: 原油高騰の解説:

» 原油相場とインフレ懸念 トラックバック 実録☆金融ブローカーの非生産的投資日記
というタイトルで、日記なりコラムなり書こうと思ったのですが、 眠すぎて気合のらな 続きを読む

受信: 2004/10/21 22:46:24

コメント

コメントを書く