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2004.09.01

違憲判決をめぐってすごいことかも

 
タイトルだけだとなんて事無ないように見えますが、結構ものすごいことになりそうです。
 
再審というのは確定した裁判をやり直すことで、普通は当事者が判決の結果を争います。具体的には死刑判決を巡る再審請求などがよく知られています。
ところが今回の例はちょっと違います。
 
最初は、98年に債権者が差し押さえ通知を配達日指定で発送したら、郵便局員がミスして指定日よりも3週間早く郵便が届いてしまい、結果として債権が回収出来なかった。
このため、被った損害を国(郵政省)に請求したが、郵便法を根拠に簡裁が請求を棄却し99年10月に確定した。
ところが2002年9月に最高裁大法廷が同様の請求と郵便法による請求棄却について、郵便法が国家賠償を求める権利を定めた憲法17条に違反すると判断した。
2002年10月に99年10月に棄却判決が確定した債権者がこのニュースを知り、判決した簡裁に再審請求をした。簡裁、地裁は再審請求を退けたが、
 男性の抗告を受けた大阪高裁は、「違憲判断は当事者間だけで効力があると考えるのは不十分で、過去の確定判決についても、その根拠となった法律の規定が違憲判断によって通用しなくなった場合は、再審で救済されるべきだ」と指摘、再審開始を決定した。
これは、憲法違反の法律による判決は確定しているものでも再審の対象になるという意味で、実際問題として確定判決が無効になるなど大混乱になる。どうなるのでしょうか?

9月 1, 2004 at 09:25 午前 国内の政治・行政・司法 |

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2002年の最高裁郵便法違憲判決は、司法試験の「重要判例」として勉強したが、、 ... 続きを読む

受信: 2004/09/01 22:40:30

» 最高裁判所は常識的な判断だったのかなぁ・・・・ トラックバック 酔うぞの遠めがね
9月1日に報道された大阪高裁の違憲判決が出た場合、対象となった法律による判決は再審の対象になるという決定に基づく、再審請求に対して最高裁は再審請求をしりぞけた 続きを読む

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» 最高裁判所は常識的な判断だったのかなぁ・・・・ トラックバック 酔うぞの遠めがね
9月1日に報道された大阪高裁の違憲判決が出た場合、対象となった法律による判決は再審の対象になるという決定に基づく、再審請求に対して最高裁は再審請求をしりぞけた 続きを読む

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