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2004.05.27

三菱ふそう・クラッチハウジング・リコール

三菱ふそうがクラッチハウジングの破損でリコールすることなり、実に7万5千台という大量の大物部品の交換となる。
三菱ふそうの発表では総費用が数十億円というが、機械的に計算すると1台につき15万円ということになる。

これは本当にハウジングの部品代と交換工賃だけのような気がするが、そもそもなんでクラッチハウジングが脱落するのか?が問題だと思う。

クラッチハウジングは、前輪のハブとは違って回転などしない部品である。実質的な役目は車体に固定しているエンジンからクラッチ・ミッション・プロペラシャフト・ディファレンシャルギヤ・後輪車軸と連なる動力伝達機構の一番エンジン寄りの部品で、ミッションをエンジンに正しく位置づける役目と言えよう。

これが壊れるというのは、内部で回転しているエンジンからのシャフトとクラッチから繋がるミッションのシャフトなどの回転振動など壊れるとしか考えられない。

実際に機械は、高速で回転する部分には大きな力が発生して、破損に至ることは珍しくないし、そのためにバランス取りなどをするのだが、それでも歯車のかみ合いとか、軸のつなぎ目のガタによる振動とか電気モーターが円滑に回るのとは違う、振動を発生させる要素は自動車では沢山ある。

もし、電気モーターのような回転だけであれば、間違えなくクラッチハウジングは壊れないだろう。それが壊れたというのは、歯車のかみ合いとか軸のつなぎのガタが原因ということになる。すると対策はクラッチハウジングを交換することだけで解決できるのか?という疑問が自動的生じてくる。

クラッチハウジングが強度不足だったことは間違えないだろう。実際スポーツカーの古いものでは、クラッチがバラバラになったなどという話しは良くあった、がハウジングが割れたという話はほとんど無い。このことからもハウジングが強度不足であり、交換が必要なのは分かる。

しかし、クラッチを分解してみたらガタガタだったとか、軸のつなぎがガタガタだといった車が出てくるのではないか?そうなると、ハウジングはもちろんクラッチの交換とかミッションの交換もあり得るのではないだろうか?

どう解決するのだろうか?

5月 27, 2004 at 10:44 午後 もの作り |

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三菱自動車のクラッチハウジング改修は無届け(ヤミ)改修にすらなっていなかった。 続きを読む

受信: 2004/06/01 16:07:09

コメント

 クラッチハウジングはエンジンとトランスミッションを繫ぐ部品であるが、そのどちらも(エンジンもミッションも)重い大物である。それに加えハウジングの内部にはクラッチが収まるのでドンガラ構造となるから、これは強度的にも余裕が取りにくいものと言える。
 またこれ等大物3部品で構成されるパワーユニットはほぼ中央のクラッチハウジングを腹として振動するが、それが一度共振を起こすとハウジングには大きな応力が生ずる。この時ハウジングは破損する可能性があるので、これには強度的にも余裕が必要である。これにプロペラシャフトのアンバランスが加わると更に厳しい条件となる。
 これが破損した時の状況は複雑で、火災、横転、死亡事故何でもござれで全てを予想することは困難である。従ってこのような部品はハブと同様安全係数を十分に取って置くのが常識で、破損等は絶対に許されないものである。

投稿: 林 景三 | 2008/01/25 12:40:26

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