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2004.04.18

イスラエル・ハマス指導者を暗殺

CNNより「イスラエル、ハマス新指導者も殺害 先月に続く

パレスチナ自治区ガザ市で17日夜(日本時間18日未明)、イスラム過激派ハマスの新指導者ランティシ氏が、イスラエル軍武装ヘリのミサイル攻撃によって殺害された。ランティシ氏はハマスの最強硬派で、ハマス創始者で最高指導者のヤシン師が3月22日にイスラエル軍に殺害された翌日、後継者に就任したばかりだった。

各方面からのコメントは

イスラエル外務省は、ランティシ氏への攻撃を確認。マイヤー外務報道官はCNNに対して、「数か月前にも(ランティシ氏殺害を)やろうとしたが、逃げられた。今回は成功した」と述べ、攻撃はあくまでも、自爆テロなどを指揮するハマス指導者に対する自衛的な行動だと位置づけた。外務報道官はさらに、「ランティシの支持者たちも、もし(ハマスが)罪のないイスラエル人にこうしたテロ攻撃を続けるなら、全員がわれわれの標的だと理解すべきだ」と述べ、「ハマス壊滅作戦」を進行させる意図を示した。

一方、アラファト自治政府議長は、「ランティシ暗殺の犯罪」を強く非難し、パレスチナ人はイスラエルから身を守る必要があると強調。国際社会に援護を求めた。

読売新聞より「ランティシ氏殺害、国連事務総長が非難声明

国連のアナン事務総長は17日、イスラエル軍によるハマス指導者ランティシ氏殺害を「このような行動は、すでに悲惨かつ危うい状況を一層悪化させる」と述べ、「国際法違反」として強く非難する声明を発表。

朝日新聞より「川口外相「無謀な行為」とランティシ氏殺害を非難

川口外相は18日、イスラエル軍がイスラム過激派ハマスの指導者ランティシ氏を殺害したことについて、「無謀な行為で、極めて遺憾である」と強く非難する談話を発表した。ヤシン師に続く殺害で「憎悪と暴力の連鎖がさらに拡大し、イスラエル・パレスチナ間の和平実現が困難となる」ことを危惧(きぐ)しているとして、イスラエルに最大限の自制を強く求めている。


ヨーロッパ、アラブ諸国などで一斉に国家テロであるとの非難声明が出た。
一方アメリカはこの暗殺について特にイスラエル非難はせず、14日に

日経新聞より「米大統領、イスラエルの入植地存続を事実上容認

ブッシュ米大統領は14日、シャロン・イスラエル首相との会談後に共同記者会見し、イスラエルがヨルダン川西岸などに大規模な入植地を設けている現実を考慮する必要があるとして、一部入植地の存続を事実上、容認する姿勢を示した。一方、シャロン首相が用意しているガザ地区などからの一方的撤退案を明確に支持した。

イスラエルとパレスチナ自治区の地図

中東の不安定化はひどくなるようだ。
アメリカがイラクから実質的に手を引き国連主導にするということは、率直な表現をすれば「ババ抜きゲーム」と化すだろう。
先進諸国において唯一の消費市場と化したアメリカは、経済の優越した地位を確保している。これは物理的な現実なのでちょっとやそっとでは変わらないが、貿易赤字と財政赤字の巨大化はどこかで限界に達するのではないだろうか?心配になってくる。

4月 18, 2004 at 11:04 午後 海外の政治・軍事 |

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