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2004.03.22

元テロ対策担当補佐官・暴露本を出版

CNNより「元対テロ責任者がアルカイダ軽視とブッシュ政権批判

昨年2月まで米ホワイトハウスのテロ対策担当特別補佐官を務めたリチャード・クラーク氏が、22日発売の著書で、米同時多発テロ前後のブッシュ政権の対応を厳しく批判し、波紋を呼んでいる。同氏によれば、ブッシュ大統領は当時からイラクのフセイン政権打倒を優先させ、国際テロ組織アルカイダの脅威を軽視していたという。ホワイトハウスは同氏の主張に対し、詳細な反論を発表した。
クラーク氏は21日、CBSテレビのインタビュー番組で著書の内容について語り、ブッシュ政権のテロ対策を「ひどい仕事ぶり」と批判した。

それによると、クラーク氏はブッシュ大統領の就任直後から、アルカイダの脅威について真剣に協議するよう側近らに働きかけたが、取り上げられなかった。安全保障上の課題としては、イラクやミサイル防衛網が重視されていたという。「大統領はテロの脅威を何カ月も無視し続けた。その間に行動を起こしていれば、同時テロを防げたかもしれない」というのが、同氏の主張だ。
また、同時テロの翌日、ラムズフェルド国防長官は、イラクへの報復攻撃を提案したという。さらにブッシュ大統領もクラーク氏に、アルカイダとイラクとの関連を見つけるよう指示した。「大統領は、イラクが同時テロを起こしたとの結論を望んでいる様子だった」という。「再選を目指すブッシュ大統領が、テロ対策の実績を看板に掲げるなどとんでもないことだ」と、クラーク氏は語る。同氏は23日、同時テロに関する調査委員会で証言する予定だ。
これに対し、ホワイトハウスの声明は「クラーク氏が昨年辞任した時ではなく、選挙戦真っただ中の今になって大統領批判を始めたことに、政治的意図が感じられる」と反撃。「大統領は就任直後からアルカイダの脅威を認識し、ホワイトハウスはただちにアルカイダ打倒の戦略を立て始めていた」「当時クラーク氏が示したアルカイダ対策の提言は、すでに実行されているものばかりだった」「大統領がテロ発生直後に、イラクの関与も含め、あらゆる可能性を把握しておきたいと考えたのは当然のことだ」など、クラーク氏の主張に逐一反論している。


アリメカの対アルカイダ政策と対イラク政策については、陰謀説や警報無視説が次々に出てきているが、これは本命といったところか?
ただ、ホワイトハウスの反論のように「選挙戦の最中に」というのは確かに奇異に感じるし、なんかフレームアップの感もする。

同時多発テロにアルカイダが要した作戦(?)費用は1千万ドル台という説があり、経済的に二度と同じ規模のことは出来ないだろうと言われている。
その一方で、地下鉄サリン事件で経験したり、先頃のスペインの列車同時爆破のような、ゲリラ戦レベルテロ攻撃は増える可能性があるだろう。
スペインの列車爆破テロでは携帯電話によるリモコン爆破でり、自殺爆弾攻撃ではない、それだけ自殺爆弾テロよりも攻撃方法として洗練されたものと言えるだろうし、危険は大きいとは思うが逆に言えばアメリカが現在実施しているような空港でのチェックなどは、怪しげな人間を押さえるぐらいの効果しかないのだから、これはすでに一種の国内向けの緊張感の維持という側面の方が大きくなり過ぎてしまったのでは無いだろうか?なんとなく、政府批判の論調が強くなってきているような気がする。

3月 22, 2004 at 08:49 午後 海外の政治・軍事 |

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