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2004.03.17

韓国で徳政令?

韓国・朝鮮日報より「不良債務者の元金も減免、人気取り政策論議

政府が不良債務者に対する元金帳消しは無いと公言してから1週間後、元金まで帳消しにする不良債務者対策を発表した。
これにより金融界では弾劾政局を利用した総選挙用の人気取り対策だという論争が起こっており、借金を返さずに開き直るモラルハザード(倫理観の欠如)が増えるだろうといった懸念も高まっている。

財政経済部の金錫東(キム・ソクトン)金融政策局長は17日記者団と会い、不良債務者対策の一つであるバッドバンク(個人の不良債権を一ヵ所に集め処理する機関)と関連し、「バッドバンク対象者が1~2年間債務を真面目に返済すれば、残りの元金の一部を減免する案を検討中」と話した。
金錫東局長は「真面目な債務者に対しインセンティブ(元金減免など)を与えることが金融機関の立場から考えるとより効果的」としながら、「インセンティブは8年間の分割償還期間に複数回受けられる」と話した。金錫東局長はまた「信用回復委員会も類似したインセンティブ制度を導入する」と付け加えた。
バッドバンク・プログラムの対象者を5000万ウォン未満の負債を6カ月以上滞納中である不良債務者に確定した。
バッドバンク・プログラム対象者になると元金の3%だけを返済すれば不良債務者から解除され、それまでの滞納利子は全額減免される。残りの負債は最長8年に渡って分割して返せばよい。
バッドバンク・プログラム申請資格がある不良債務者は約179万人(債務総額28兆ウォン)で、このうち約40万人程度が申請し、不良債務者の烙印から脱するだろうと政府は推定している。

韓国のクレジットカード利用者の破綻は経済危機のレベルに達していて、慎重で着実な対処が必要なのであるが、大統領職を首相が代行し、4月15日には総選挙というこの時期に、局長クラスから徳政令を思わせるような発言が出るのは問題だと思う。

3月 17, 2004 at 10:26 午後 国際経済など |

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