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2004.03.15

鳥インフルエンザ・一元説

朝日新聞より「感染源、海外からの「一元説」有力、鳥インフルエンザ

山口―大分―京都と続く鳥インフルエンザウイルスがどこから来たのか。専門家の間ではこのところ、強い毒性を持つウイルスが海外からもたらされたとする「一元」説が有力になりつつあり、韓国から感染した野鳥が飛来したとの見方も強まっている。

今月3日、農林水産省は、京都で検出されたウイルス遺伝子の塩基配列が、山口や大分の感染鶏のものと、ほぼ一致したことを明らかにした。
強毒性を持つウイルスが海外から入ったと考えたると、日本の感染は海外の強毒性ウイルスに「一元化」される。

では、どこから強毒性ウイルスはきたのか?
鳥取大農学部の大槻公一教授(家畜微生物学)は、韓国からの野鳥に注目する。韓国の鳥インフルエンザは、昨年12月初旬から下旬に、韓国中部から南部に広がった。

12月19日から20日にかけて1500メートル上空で秒速20メートル強の風が吹いていた
山口で鳥インフルエンザが出たのが12月28日。潜伏期間は4~5日とされるから、感染が23~24日ごろならば符合する。

2例目の大分県九重町での感染死は2月14日ごろ。山口のウイルスが運ばれたのか、韓国からかは、わからない。
専門家らの間では、京都で連続発生したケースを除き、「人やもので伝播した」との説は消えつつある。面的な感染の広がりがないからだ。野鳥が運ぶから、発生地が転々とするのだという。
日韓のウイルスは果たして同一なのか。農水省は動物衛生研究所を通じ、韓国政府の研究機関に対してウイルス提供を依頼し、解明を急いでいる。
すでに、感染が広がったベトナムや香港とは異なることが判明し、残る韓国やタイ、中国との比較が重要だが、韓国のウイルス入手は「調整に手間取った」と同省。

もし韓国とウイルスが一致すれば、感染経路の解明に役立つとの期待がある一方で、動物衛生研の山口成夫・感染病研究部長は「仮に韓国と山口が同系統だと判明しても、韓国以外の国から山口に来た可能性もあり、それだけで経路は確定できない」と慎重な見方だ。


韓国の鳥インフルエンザウイルスを入手せずに、ベトナムなどのウイルスと比較していたというのだが、この情報が伝わってからすでに何週間かになる。動物衛生研究所はいったいどういうつもりなのだろうか?確かに、日常的にあることではないから、手不足であるとか、優先する業務があるだろう。しかし、防疫という観点からは戦略が不可欠なことは常識ではないか。緊急問題対応チームと防疫戦略計画チームに分かれて活動することが不可欠だったはずで、現状では後追いになっていないのだろうか?

最近の日本の企業活動に著しく欠けているいるものに、戦略的視点や行動があると思う。問題が起きてから「不祥事を起こさない」と喋るだけなら、機械でも出来る。

3月 15, 2004 at 04:53 午後 医療・生命・衛生 |

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