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2004.02.22

BSE、10頭目を確認

産経新聞より「10頭目のBSE確定診断 神奈川県が酪農家を検査へ

厚生労働省の専門家会議は22日、神奈川県平塚市の牛について、検査データから国内10頭目のBSEだと確定診断した。国内8頭目のような「新型プリオン」ではなく、従来のものと同じ型だった。神奈川県は同日、家畜伝染病予防法に基づき平塚市の酪農家に、一緒に飼っていた牛約60頭の移動制限を指示、23日に立ち入り検査して感染ルートなどの調査に乗り出す。この牛は1996年3月生まれの雌のホルスタイン。平塚市の酪農家が、昨年6月に廃業した同県秦野市の酪農家から購入した。秦野市の酪農家は廃業前、今回の牛を含めて20頭程度を飼育しており、神奈川県がほかの牛の行き先を調べる。

日経新聞によれば、「これまで感染を確認した9頭のうち、7頭が1995年12月から96年4月に生まれていた。

10頭目も96年3月ということで、この範囲内の牛であった。乳牛の寿命は3年~7年程度らしく、この点から推定すると日本国内でのBSE発生があるとすると、新たな感染源からということになりそうです。


朝日新聞より「米のBSE汚染、93年からか?米専門家が見解

米政府に報告書を提出した国際専門家委員会のユーリッヒ・キム委員長(スイス)は21日、東京都内で開かれた国際シンポジウムなどで、カナダが英国から93年に輸入した牛からBSEが見つかった事例があることに加え、米-カナダ国境では年間100万頭単位で生きた牛が移動していることなどを根拠に挙げた。

BSEの拡大は飼料に動物由来成分が入っていることで拡大した、食物連鎖とでも言うべき問題なので、牛の産地などを特定するよりも、飼料の追跡をした方が良いに決まっているが、量が膨大であることと、製造コストの問題で追跡のために品質保証をすることが出来ない、といった事情があるのだろう。
カナダとアメリカの間に牛の国境があるとは到底思えないわけで、島国である日本の方が検査態勢が簡単に出来るということなのだろうが、最初に問題になったイギリスでは1986年であり、96年つまり10年後に人間の新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者が10人発生していたと報告された。食用の牛の年齢が平均5歳だとすると、最短であっても80年頃に感染した牛を食べた人がクロイツフェルト・ヤコブ病を発症したのが95年という15年つまり牛としては3世代目になって、人間への傷害が明らかになる計算だから、下手すると北米では今年あたりからクロイツフェルト・ヤコブ病の患者が見つかる可能性が出てきた、とも言える。

2月 22, 2004 at 11:56 午後 医療・生命・衛生 |

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