毎日新聞より「L&G出資法違反:被害者、「円天」の広告塔と提訴 細川たかしさんら4人を」
独自の電子マネー「円天」を売りに巨額の資金を集めた東京都新宿区の「エル・アンド・ジー」(L&G、破産手続き中)の「広告塔」として出資を促したと主張し、東京都と神奈川県の被害者7人が16日、演歌歌手の細川たかしさんら4人に計約4500万円の賠償を求め、東京地裁に提訴した。
警視庁などが出資法違反容疑で家宅捜索したのを受けて昨年10月に結成された被害対策弁護団による初の提訴。
訴えでは、細川さんは96年から8回、L&Gの全国大会に出席し、波和二(かずつぎ)会長との親密さをアピールして事業を信用させたと主張。
研究開発した商品をL&Gに提供するなどした大学の名誉教授と准教授らに対しても賠償を求めた。
L&Gの広告宣伝には細川さんら芸能人30人がかかわったとされる。細川さんの所属事務所は「訴状が届き次第、弁護士に対応を任せたい」とのコメントを出した。【北村和巳】
2008年4月16日に参議院議員会館で、L&G(円天)、近未来通信、ワールドオーシャンファーム(エビ養殖)といったところの被害者と弁護団が集まった集会に参加してきました。
この中で、L&Gでのタレントの活動の報告もありましたが、NHKニュースの報道が説明とほぼ同じです。
「円天」と呼ばれる架空の電子マネーを売り物に巨額の資金を違法に集めたとされる、東京の健康商品販売会社「エル・アンド・ジー」の元会員らが、出資を募る催しに出演していた歌手の細川たかしさんらを相手取り、およそ4500万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
出資法違反の疑いで警視庁の捜索を受け、およそ5万人から1000億円を集めていたとされる「エル・アンド・ジー」をめぐっては、出資を募る催しに多くの歌手やタレントが出演していたほか、大学教授らが講演して商品を宣伝していました。
これについて、東京と神奈川に住む元会員7人が、会社を信用させ出資を促したなどとして、歌手の細川たかしさんや大学教授ら4人を相手取り、およそ4500万円の損害賠償を求める訴えを16日、東京地方裁判所に起こしました。
訴えの中で元会員らは、このうち細川さんについて10年以上前から「エル・アンド・ジー」の催しに数多く出演し、高額の出演料を受け取っていたとしています。
エル・アンド・ジー被害対策弁護団の団長を務める千葉肇弁護士は「事実関係の問い合わせにもまったく応じないなど誠意ある対応がみられなかったため訴えに踏み切った」と話しています。
細川たかしさんが所属する事務所は「訴状が届きしだい、弁護士に任せたい」と話しています。
複数のタレントが出演しているのですが、多くは一度だけの出演のようで「単なる営業」という主張も理解できます。
要するに有名タレントによるショーが開催されたのですが、ショーを見ることは無料であったのだそうです。
その一方で、出演料は破格の高額であったとも伝わっています。
そのような状況で、8回の出演なので責任を追及するとなったのでしょう。
実際に被害者集会に参加してみると、ビックリすることばかりです。
特に驚くのが、被害額のものすごさです。サンケイ新聞より「細川たかしさんらを提訴 L&G被害者ら-広告塔で被害拡大させた」
健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(波和二会長)の出資法違反事件で、出資者7人が16日、被害拡大に関与したとして、エル社関連のコンサートや講演会に出演した歌手の細川たかしさんや大学教授ら4人に、計約4500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
「L&G被害対策弁護団」による第1次提訴。
訴えたのは、東京都や神奈川県の会社員や主婦ら男女7人。訴えによると、細川さんは平成8年ごろから、エル社関連の無料コンサートなどで「L&Gのおかげでたくさんお金が入っていいですね」などと発言し、広告塔として活動。
大学教授らもエル社の全国大会や講演会に出席し、出資を勧めるなどした。
被害対策弁護団は「著名な歌手や大学教授らの宣伝が被害拡大につながった。被告らがエル社の違法性を認識していたことは明らかで、出演料などで詐欺の分け前を受け取っており、共同不法行為に当たる」と主張している。
原告らは平成16~19年、「1口100万円で3カ月ごとに9%の利息が受けられる」などの勧誘を受けて協力金として計8400万円をエル社に支払った。
警視庁は昨年10月、出資法違反(預かり金の禁止)容疑で東京都新宿区の本社などを家宅捜索。東京地裁はエル社と波会長の破産手続きの開始を決定している。
細川さんの所属事務所は「訴状が届いていないので、届き次第、弁護士に任せたい」としている。
今回の原告は7名ですが、その支払総額が計8400万円ということでしょう。
なぜこのような怪しげな話にこれほどの大金を投じる人がいるのか、わたしには理解しがたいところですが、最初に挙げた、近未来通信やワールドオーシャンファームでも同じように何千万円も投じた方がいます。
はっきり言えば、詐欺商法ということなのでしょうが先に挙げた3つの商法を考えてみると、近未来通信=通信サーバ、L&G=電子マネー、ワールドオーシャンファーム=海洋養殖、といずれも「あまり知られていないが、話題にはなっている」「名前は知っているが、実態は理解されていない」といったものを「商材」にしています。
「何となく、目新しい」が詐欺商法の共通点かもしれません。